理系と文系と暗記と。
試験前、どの教科から勉強するかで点数は大きく変わってきます。
例えば自分の場合、暗記科目は得意なので前日まで一切手をつけません。
最悪、試験当日の数分だったりするときもあります。
「暗記が苦手」という人がいますが、恐らく暗記方法が悪いだけで苦手ではない人もいると思います。
というわけで、今回は暗記方法について書いていきたいと思います。
まず自分の経験からして、各科目に以下のような偏見を持っています。
・理系科目は解法が分かればすぐに解ける。
でも柔軟な発想が必要で、本質的な頭の良さが必要。
・文系科目は解法が存在せず、答えは一定ではない。
その人本人の経験だったり、記憶だったりが答えになる。
理系の人に「この問題に対し、なぜその発想ができるのか?」と聞いてみると「感覚で」と答える人がほとんどな気がします。
果ては公式すら無意識で覚えてたりするからすごいと思います。
文系が得意な自分としては「(゚Д゚)ハァ?」と思います。
逆に理系が苦手な人の理系問題の解き方として、『解法を覚える』というものがあります。
結局は暗記に頼らざるを得ないわけです。
さて、「文系=暗記が得意」というわけではないですが、そういう人は多いです。逆も然り。
何故か、と自分なりに考えた結論は『文系は自分に合う暗記の仕方を知っているのではないか』でした。
いくら理系が苦手であろうとも高校までは数学がつきまといます。
その間、文系は解法を覚えるしかありません。
特に高校受験では解法を覚えることが得点への近道です。
理屈も考えてしまうのが文系ですが、結局は解法を覚えなければ問題は解けません。
理系が得意であればひらめきで解けます。
覚える必要はありません。
ここで、文系と理系の差がついてくるではないかと思います。
文系は暗記科目も、場合によっては数学までも暗記で解きます。
理系は暗記科目のみの暗記です。
要は訓練なんだと思います。
文系は覚えることが多いため、無意識下で暗記する術を理解しているのではないでしょうか。
さて、ここで本題。
上記の理屈で行けば、訓練さえすれば暗記が苦手な人も暗記が得意になると思いました。
でも、訓練なんていうのはすぐに出来るものではないです。
まずは、暗記方法から変えて見ませんか?
暗記方法はたくさんあります。
学校では『書いて覚えろ』としか教えられませんが。
例えば、自分の場合『辺りをうろうろしながら黙読』です。
『書いて覚える』なんていうのは漢字と単語くらいでしかやりません。
ごく暗記はひたすら『黙読』です。
色々な暗記方法
1,書いて覚える
だれでも一度はやったことがある暗記方法。
そして、実施している人が最も多いと思われる方法。
漢字や単語などではかなり有効な手段です。
2,黙読
少数派ですが、意外といます。
常に教科書やノートを片手に持っていて、時間があれば読みます。
読むだけなので、音楽を聞いたり、散歩をしたりと簡単な『ながら作業』ができます。
3,音読
黙読よりも更に少数派だと思います。
長文を覚える場合に声に出す人も多いのではないでしょうか。
4,聞く
自分で読み上げた録音や、合成音声などを用いて覚える方法です。
携帯や音楽プレイヤーに入れておけば四六時中聞くことができます。
覚える気がなくても自然に覚えていたりします。
5,念じる
語句などを繰り返し口に出したり、頭の中で念じたりします。
テスト前の短期記憶のため、横文字暗記などでよく見る風景ですね。
6,体で覚える
人物名や物質名など覚えにくいものは体の動きなどで覚えます。
バカみたいに思えるかもしれませんが、意外と有効です。試してみてください、バカみたいに覚えられます。
例えば「フィルヒョー」の場合、頭に両手を乗せ、次に両手を前に突き出し「フィルヒョー!」と叫びます。
要は響きに対する自分の印象や感覚などを表現するのです。
やり過ぎは変人になるので注意。
7,アンキパン
論外。
今のあくまでも一例です。
こんな感じで色々な暗記方法がありますが、『どれがいい』というのはありません。
あと、万能な暗記方法もありません。
場合によっての使い分けも大事だったりします。
例えば、漢字を覚えたいのに『音読』や『聞く』などでは覚えられずはずがありません。
やはり、漢字や英単語などは『書いて覚える』が一番です。
おすすめ暗記方法。
漢字・英単語→『書いて覚える』
歴史語句・短文→『黙読』・『念じる』・『体で覚える』
長文→『音読』・『聞く』
丸暗記→『アンキパン』
これは実際に自分行なっている暗記方法そのものです。
人によって変わるので、あくまで参考程度にしてください。
結局言いたいことは「『書いて覚える』ことは万能でない」ということです。
先生や大人達は「書いて覚えろ」と言いますが、間違っていると思います。
もちろん、書いて覚えられるならそれでいいです。
でも、書いて覚えられないのに「書け」と強要するのはおかしいと思います。
あと、黙読中などはその辺を歩きまわるのもありです。
自分が一番リラックスできる環境や動きをしながら黙読すると更に効果的です。
てことで、「覚えられない」・「覚えるのが苦手」だと思ったときは暗記方法を変えてみるといいでしょう。
それでダメなら、その日は寝たほうがいいです。
翌日、気がつくと意外と覚えてたりします。
寝ることで記憶の整理がつくからだと思います。
で、訓練の話に帰結します。
そのうち最適な暗記方法がわかってきます。
分かった時点で訓練は終わり。あとはそれを毎回実行していけばいいんじゃないですか。
そんなわけで、暗記が得意な方も、苦手な方も、一度暗記方法を見なおしてみるといいかもしれません。
そして早速、次の試験や仕事などで実行してみましょう。
ではでは。
BGM:Rainbow/ROUND TABLE featuring Nino.