Dockerの仮想NICでraw socketプログラミングをやってみる

前回に引き続き、Dockerのネットワーク周りです。
今回はDockerの仮想NICをraw socketで扱ってみようと思います。

Dockerの仮想NICはホストOS上で見えるvethとip linkの関係にあり、対応するvethにパケットを送信するとコンテナ内のethに転送されます。
そしてホストOS上で見えるvethは、通常のNICと同じように扱えます。
Docker標準ではこのvethがLinux bridgeであるdocker0というブリッジに接続されますが、前回はvethをdocker0から剥がしてOpenvSwitchに接続しました。
これによりVLANが扱えたり、OpenFlowでパケット転送を制御したりが可能となりました。
今回は、そのOpenvSwitchに当たる転送処理を自前で実装してみようというのが趣旨になります。
まずは簡単なバカハブ(リピーターハブ)を実装してみたいと思います。

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