【備忘録】Serversman@VPSにUT-VPN導入・前編

最近では安価なVPSが増えてきています。

その中でも月額490円~という価格のServersManをレンタルしてみました。
OSもCentOSやUbuntuなどが選択できます。

今回はUT-VPNを導入してみます。
UT-VPNは、筑波大学が開発しているVPNサーバーとクライアントで、
全ての通信プロトコルをHTTPS(443)に偽装しVPN通信を行うことができるソフトウェアです。
HTTPSということで、通信内容は暗号化され安全性も確保されますね。

 

今回は前後編。
てことでまずは導入行ってみよー。
今回はデフォルト設定のCentOS環境です。
デフォルトでyumが使用可能なのでパッケージなどの導入が簡単にですね。

TeraTermなどのソフトでSSHで通信します。
管理者権限でログインし、コマンドを打ち込んでいきます。
尚、ダウンロードするのは現時点での最新版なので、必要に応じてソースをとりに行って下さい。

# wget “http://utvpn.tsukuba.ac.jp/files/utvpn/v1.01-7101-public-2010.06.27/Source%20Code%20(Win32%20and%20Unix)/utvpn-src-unix-v101-7101-public-2010.06.27.tar.gz”

しばらくするとダウンロードが終了します。
んで解凍します。

# tar xzvf utvpn-src-unix-v101-7101-public-2010.06.27.tar.gz

lsコマンドなどで解凍されたディレクトリ名を確認してみましょう。
「utvpn-unix-v101-7101-public/」とかになってて、非常に長いです。
なので、リネームしちゃいましょう。

# mv -r utvpn-unix-v101-7101-public utvpn

これで、「utvpn/」という分かりやすいディレクトリ名になります。
続いて、インストール作業。

# cd utvpn/
# ./configure

Please select your Operating System below:
1: Linux
2: FreeBSD
3: Solaris
4: Mac OS X

Which is your operating system (1-4):1
Please select your CPU Bits below:
1: 32-bit
2: 64-bit
Which is the bits of your CPU (1-2):1
Makefile is generated. Please execute ‘make’ to build UT-VPN.

対話形式で簡単にインストール設定ができますね。
そしてmake。

# make

ところがここでエラー。
gccがないと怒られるので、yumでインストールします。

# yum install gcc

もっかいmakeします。

# make

やっぱりエラー発生。
僕はここで1時間ほど詰まったのですが、ググってみると答えは簡単に見つかりました。
どうやら、他にもパッケージが必要らしいので、色々インストール。

# yum -y install readline-devel ncurses-devel openssl-debel

そしてエラー。
今度は何かというと、「-lssl」が見つかんねぇよとのこと。
ググったら、「xmlsec1-openssl-devel.x86_64」に入ってるらしい。
でもインストールしようと思ったら、パッケージが見つからない。
これは困った。
ダメ元で、「xmlsec1-openssl.x86_64」とか打ち込んでみる。

# yum install xmlsec1-openssl.x86_64

何かパッケージ見つかって、インストールができる。
再度make。

# make

これで成功するはず。
次はインストールしましょう。

# make install

これでインストールは終了です。お疲れ様でした。

次回は設定とかやってみましょう。

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