squidでproxyを構築する
スマートフォンから某巨大掲示板に書き込むためにVPSにProxyを立てました。
VPSは人生を楽にします。
なぜ立てたか
既にLT2Pサーバーが立ってるのでVPN接続でも良かったのですが、いかんせんスマートフォンでは電池を食う。
掲示板に書き込むためだけに、通信回線まで低速になってしまう。つらたん。
じゃあどうするか?Proxyでしょ!!
何を使ったか
「VPS Proxy」→Google検索。
各所より「squidが便利」との記述。
なんとインストールするだけで、使えるという。
実際に立てる
環境
さくらのVPS CentOS 6.2
まずはインストール。yumで入ります
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# yum -y install squid |
この状態でも動作しますが、設定ファイルを確認しに行きます。
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# vi /etc/squid/squid.conf |
以下の設定を変更
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#ポート番号 お好みで http_port 8080 #httpへのアクセスを許可 http_accessがdenyな行はコメントアウトしました http_access allow all |
末尾に以下を追加
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#エラー表示を日本語に #(各所でディレクトリ名がJapaneseになっていますが、私の環境ではjaでした) error_directory /usr/share/squid/errors/ja #内部IPを送信しない forwarded_for off #ヘッダーを送信しない 簡単な匿名化とか request_header_access X-Forwarded-For deny all request_header_access Via deny all request_header_access Cache-Control deny all |
ヘッダーを送信しないことで、内部IPを送信しないことでProxyだとバレることを防ぎます。
また、通常はヘッダーを送信、特定のホストのみにヘッダーを送信しないようにするには、
以下のページを参考にするといいかもしれません。
プロキシ(squid)を通しての某掲示板への書き込み at siegmits.jp/blog
そして起動。
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# /etc/init.d/squid start |
問題がなければ起動します。
設定ファイルに記述ミスなどがあれば表示されるエラーを参考に修正。
わかっているとは思いますが、startで起動、stopで停止、restartで再起動です。
あとはクライアント側のブラウザ等にプロキシを設定すれば利用できるはずです。
起動時に自動起動するようにするには以下を実行。
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# chkconfig squid on |
以上で最低限の設定は終わりです。お疲れ様でした。
スマートフォンからも某巨大掲示板に書き込めるようになりました。
友人にも開放し、便利に使えてます。
あくまでProxyという特性上、いつ使えなくなるかは分かりませんが。
VPSは本当に便利ですね。本当なら自宅にサーバー置きたいんだけれども。
電気代とスペースと、自分の部屋までLANが届いていないのと、自宅に帰れないのと、問題が多すぎますね。
さて、今回はここまで。ではでは。
参考にしたページ。
squidの上はネット上に大量に転がっていますので、設定で困ることは無いと思います。
Emor.in Software Development » Squidで匿名プロキシ
Squidの設定 【Squid Web Proxy Chche & squid.conf Manual】
TEMPEST: Fedoreの技 squidでエラー表示を日本語化するには